PROGRITで英語学習をしていたとき、多読の教材としてラダーシリーズを10冊くらい読んだんですよ。
で、内容、なんにも覚えてない。
これ本当に一冊も覚えていなくて、読んだことがある、というのだけ記憶にある。こんなに綺麗に記憶から消えたことある?ってくらい。
そんな私が最近、英語でラノベを読み始めて、久しぶりに「読みたい」という気持ちで英語の本を開いているという話をします。
なぜラダーシリーズが続かなかったのか
一言でいうと、非常につまらなかった。
ラダーシリーズって、難しい語彙を使わずに名作文学とかを書き直したシリーズで、レベル別に読み進められるというコンセプトなんですけど。シャーロック・ホームズとかオー・ヘンリーとか、そういった世界観がそもそも私にあんまり刺さらなかった、というのがまずある。
で、「読まされている」という感覚しかないから、どこまで読んでも読書した気がしない。
PROGRITのコーチに言われたから開く、WPMを測るために読む、そういうタスクとしての読書になっていたんですよね。消化作業。10冊読んで何も残らなかったのは、そういうことだと思います。
なんでラノベにしたのか
PROGRITが終わってしばらくして、IELTSに向けて多読を再開しようとしたときに「またラダーシリーズか……」という気持ちになっていて。
そこで本屋に行って洋書コーナーをのぞいてみたんですけど、正直「これ読み切れる気がしない」というものばかりで。語彙も背景知識も必要な本ばかりで、しかも高いからこれつまんなかったらお金もったいないぞ〜と。
そのとき気づいたんですよね、「読みたいものを読めばよくない?」と。
実はこれまでの英語学習で、英語で最後まで読めた本があって。ハリーポッターです。
何十周と日本語で読んでいたから、内容をほぼ暗記しているレベルで知っている。だから英語で読んでもするっと入ってくる。「知っている話」というのが、英語の難しさをだいぶ吸収してくれるんだとそのとき学んでいた。
とはいえ、ハリーポッターだけじゃあ語彙が偏るので、何か他のものも読まなきゃと思って。
それで「じゃあ自分がたくさん読んできた作品の英語版を読めばいいのでは」となって、ふと「ラノベの英語版ってあるのでは?」と検索したら、あった!
選んだのはこの2作です。
魔導具師ダリヤはうつむかない
ふつつかな悪女ではございますが
どちらも日本語版の漫画は十数周読んでいるシリーズ。大好きな作品の英語版、という動機がすでにあるのが、ラダーシリーズのときとは全然違いました。
ラダーシリーズと何が違うか
一番大きな違いは「文章が自然である」ことだと思っています。
ラダーシリーズは語彙を制限しているので、知らない単語があまり出てこないんですよね。簡単なものをたくさん読めってPROGRITの人にも言われましたし。
対してラノベの英語版は普通の英語で書かれていつつ、知らない単語があっても日本語のストーリーが頭に入っているので自然と読める。
あと会話文が多いのもラノベの特徴で、話し言葉的な表現にたくさん触れられるのが個人的には嬉しい。洋書だと地の文が延々と続くことも多いんですけど、ラノベはテンポが速くて読みやすい。
それと、今回選んだ2作はどちらも漫画版しか読んでいなかったんですよ。漫画を読んでから原作を読むと「元々こんなシーンだったんだ!」「このセリフ、原作にはなかったのか」みたいな発見があって、これが日本語で原作を読むときと一緒で普通に楽しい。英語で読みながら「へえ」と思えるのは、なかなかいい体験です。
実際に読んでみてどうだったか
まだ始めたばかりなので劇的な変化は語れないんですけど、「続いている」というのが一番の成果だと思っています。
詰まる単語は当然あるけど、ストーリーを知っているから文脈でだいたい推測できる。全部わからなくていい、という多読本来のやり方で読めている気がします。
あと地味に嬉しかったのが、最近abceedで単語学習していて覚えた単語がポンポン出てくること。「あ、これ先週覚えたやつだ」みたいな。単語帳で覚えた単語が生きた文脈で出てくると、記憶に定着しやすい気がして、この相乗効果はよかったなと思っています。
まとめ
多読って、手段を間違えると10冊読んでも何も残らないことがある(経験済み)。
「続けること」が大事な学習法だとすれば、続けられるかどうかは「読みたいかどうか」以外にないんじゃないかと今は思っています。
ラダーシリーズが合わなかった人、英語ラノベ、試してみる価値あるかもしれないです。




