myjink’s diary(みじんこの日記)

30歳、フランス大学院(経営・情報工学)留学中です

20代に告ぐ。飲み会行きたくないなら会社辞めろ。

3月ですね!春ですねえ!現在留学中のフランスも少しずつ暖かくなってきて、徐々に日が伸びてていい感じです。

 

さて今回は、普段なさけないブログばっかり書いてるんですが、たまにはちゃんとMBA的な意思を持ったエントリでも書いてみるかと思って。

この記事の対象は20代くらいを想定してます。私が30歳だから、それより上のお兄様お姉様とは経験の種類が違うのと、30歳になってからじゃ(多分)遅いアドバイスが含まれるので。

最初に言っとく、自費の飲み会への強制参加、アルハラはクソです。

 

簡単な私のプロフィール、周囲が田んぼと畑の神奈川の田舎。三きょうだいの一番上。いまもコオロギが素手で触ることのできる女です。実家の前に、よくクワガタが落ちている。

高校時代には両親が離婚。塾には行けず、偏差値55〜60くらいの私文を卒業しました。奨学金は借りられるだけ借りてる。それでも足りなくて、ほぼ毎日深夜0時までバイトしてました。院に進学したのは「もっと落ち着いて勉強したかった」っていう後悔が永遠にあったからです。

特にめちゃ恵まれたスタートではないが、いまはバリバリに成果出せてる(年収偏差値80あるよ!)。そんな私が言えること。「飲み会行きたくないなら会社辞めろ」。聞いて下さい。

飲み会行きたくない、ってなんでですか?

最近、飲みニケーションは時代遅れ!!ってよく聞きますよね。

「会社の飲み会なんか時代遅れ!仕事だけやらせろ!」みたいな。

わかる

実は、私はすでにいまの会社で3社目。

前々職や前職では飲み会をほぼフルでスキップしていました。「だっていまどきありえないじゃん、昭和〜? 仕事のコミュニケーションは業務時間内にしろよ笑」って思ってたし。

しかしながら…、さて、どうして自分が「会社の飲み会なんか時代遅れ!仕事だけやらせろ!」って思ってるかについて、自分の環境、周りの環境、考えたことあったでしょうか?

飲み会に義務感を感じたら、終わりのサインかも

飲み会への強制参加は、個人的には、明らかに時代遅れだと思ってます。きら〜い。

ただ、私が言いたいのは、「プライベートの数時間すら共有したくない人と一緒に仕事するの、辞めたらいいんじゃないのか…」ということです。

多分それあなたに組織が合ってないだけじゃね?と思うんです。

組織論の分野に、バーナードの組織の3要素ってのがありまして。

バーナードの組織の3要素とはアメリカの経営学者のチェスター・バーナードが提唱した組織が成立するための3つの条件のことを指します。

具体的には「コミュニケーション」、「協働の意欲」、「共通の目標」の3つを挙げており、それらのどれもが組織には一定水準必要とされています。

で、飲み会行きたくない、プライベート共有したくない、帰らせろみたいな気持ちあるのって、多分この要素のどれか、または3つが全部終わってるんじゃないかな〜って思います。

ご飯誘われたら「えっ、うれし〜!」ってなる人と仕事したいじゃないですか。そして、誘ってもらえたら嬉しい人に私はなりたい。

現職では喜んで参加してるし、ほんとに週5で会社で誰かと朝・昼・晩食べてました。ただ単に、すっげ〜楽しかったの。

そして気付いた。

私は飲み会が嫌いなんじゃなくて、過去の職場が嫌いなだっただけなのだった。

あなたも周りも、「こいつと仕事して楽しくないな」ってなってないだろうか

組織の3つの要素、別に壊れてなさそうだな、他の人達は飲み会とか楽しくやってるしな。でも私は仕事だけしたいんだ、ちゃんとタスクもやってるからいいじゃん、って?

その場合は、多分あなたが組織に合ってないです。別に、地区別に学校が決まってて、先生がクラス決めてるわけじゃないんだから、辞めて別の組織探すといいです。

これは「あなたは排斥されるべき悪しき陰キャ・非コミュです」って言ってるのではなく、世の中には飲み会を呪っている会社が絶対あります。きっと価値観が共有できるでしょう。そっち行ったほうがいいです。

結局のところ、職場も人間が集まって構成されてる社会なわけで、上司も部下も、そして私たち自身も、すべて人間です。好みとか相性とか絶対にあります。

「あなたのことが好き!サポートしたい、応援したい!」って思えない人間や仕事に対してできることって、多分自分のマジ出力の70%とか80%ですよね。そうすると自分の業績も相手の業績も上がらないんです。非効率。

飲み会が好きな会社に、飲み会が嫌いなあなたがいなきゃいけない理由、多分ないんですよ。いまどきナンセンスだ!って言っても、飲みニケーションが好きな人達の中にあなたがいるだけなら、あなたが退いたほうが楽だし、きっといい結果が得られます。

ちゃんと決断できてますか?自分のことわかってる?

と、例えとして飲み会の話をしましたが、これは全てにおいて言えることかと思います。

あなたは何が好きですか。何が嫌いなんですか。やりたいことは。やりたくないことは。新卒の就活ってこんなのやらされますよね。みんな占いみたいな扱いしてるけど、実際馬鹿にできない質問だと思ってます。

結局、嫌なことをやるのって、「利益率が低い」という状況に他なりません。同じ成果を出すために余計な苦労をする必要があるのです。例えば、「うわ〜やだな〜、でもやらなきゃだしな〜、いつやろうかな、どうしようかな」と迷う時間が無駄に発生して、本来なら他のことに集中できるはずの時間とか脳みその元気を失っているわけです。気持ちドブ、成果もドブです。めちゃアンハッピー。

削れるのは精神的なリソースだけではありません。これには時間やエネルギーも含まれます。単位時間でたくさんの成果を出すことが、結局は自分自身の幸せにつながるんだよな〜って。

例えば、私は部屋の掃除をする・定型作業をするというのがめちゃくちゃに苦手です。冗談抜きに、私が50時間かけて掃除するより、家事サービス1時間呼んだほうが片付くんですよ。なので私は家事サービスの人を崇めています。ただ、多分家事サービスの人は、私が得意な戦略策定・分析・チームマネジメントは苦手でしょう。おそらく。

選ぶ側になれ

なので、「飲み会行きたくない」って言いながら渋々行ったり、飲み会の度に体調不良になってないで、「行きたくないならなにかを変えな」が私の言いたかったことです。

いまはZoomなんかもありますし、カジュアルに面接を受けまくり、自分に合った職場を見つける試みをすることも可能です。いまフランスから転職エージェント使ってますけど、そのミーティングもZoom経由ですしね。

選ぶ側になるスキル・経験がないです??つけろ〜〜〜〜〜!!!!

突然の気合論で申し訳ないがスキルはつけろ。仕事のスキルって2種類あると思ってます。

ひとつめは、会社から与えてもらう(?)、時間が証明するスキル。営業n年みたいな。これはコントロール可能性が低いです。ちょっとしゃーなし。

ふたつめは、自分で身につけるスキル。なにがやりたいのか、やりたくないのか明確にしたら、それに向かってなんか努力しろ。ユーキャンでも放送大学でもいい。お金がないなら、ブックオフでとりあえず試しに昨年度の本買って、合いそうなら新刊を買って今年度の試験やってくとか、いろいろやりようはあるよ。

ただ、困るのはふたつめが評価されるのって、多分若いうちだけってこと。実務経験のない資格は、30歳とかの転職になっちゃうと「あ、実務経験ない?じゃあ趣味か。じゃ、この資格はないに等しいですね」ってなりがち。これくらいの年齢は即戦力が求められるから。

ただ、25歳くらいまでだと「やる気ありそう…やらせてみるかあ」でやらせてくれる会社はある印象です。第二新卒ってやつですね。

 

自分の精神と判断力を大切にすることを忘れないでください。それは削れるし、戻ってこないものです。

 


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