myjink’s diary(みじんこの日記)

30歳、フランス大学院(経営・情報工学)留学中です

フランスで出生証明書を郵送経由で請求してみた

ラノベみたいなタイトルになりましたね。フランスで出生証明書を請求した記録です。

こんにちは、留学生活真っ最中です。

長期留学生はセキュリテ・ソシアルの申請は必須。その際、出生証明書が必要です。

しかし、実は出生証明書という文化は日本にはありません。戸籍がだいたいそれに相当するのですが、そのままは使えません。

そのため、今回は在仏日本大使館に郵送経由で請求しました。ちなみに受け取りは来館限定です。

郵送での申請については日が浅いのかブログがなかったので、書いてみました。お役に立てれば幸いです。

アポスティーユについて

一応、セキュの申請については、アポスティーユ付きの戸籍でもできるっぽいことは知っていました。しかし、出発前のドタバタで諸々の手続きでヘトヘトになっていた私。とりあえず、日本からの戸籍謄本を持参してフランスに来ました。在仏日本大使館がなんとかしてくれるのはwebサイトで見たので。

私は北フランスのリールに住んでいます。そのため、出生証明書を手に入れるためにパリまで足を運ぶのは少々遠く感じました。しかし、在留届を出していれば郵送での請求が可能との情報が大使館のページに。なので、初日は手続きなどそのまま放っておいて、重い荷物を転がしながらダッシュでパリをあとにしました。いや、せざるを得なかったのですが。

必要書類について

在仏日本大使館郵送での出生証明書申請のページにも記載があります。しかし、念のため引用です。いつか数年後に見るあなたは、ちゃんと公式webサイトでチェックしてくださいね!

1.証明すべき戸籍原本
2.申請書(ローマ字にてご記入ください)
3.日本国旅券(パスポート)のコピーおよびフランス滞在許可証のコピー(原本は送らないでください)  
4.両親、配偶者が外国籍の場合は、パスポート、出生証明書、Livret de Familleなど氏名の綴りを確認できる書類のコピー

https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/yuso.html

私は両親・配偶者について該当しないので、1から3までを提出。

戸籍原本

1については、前項でも述べた通りただの戸籍原本(全部証明)を持っていきました。アポスティーユなし。普通に市役所で取っただけのやつ。いくつかアポスティーユついてないと駄目というブログもありましたが、結果OKでした。

申請書

2はサイトに記入例があります。

ですが、フランス語わからない場合は、事前に日本で印刷して持っていくといいです!!

初留学で知ったんですが、フランスにはコンビニなんてない!!一応、コピー屋さんはある。しかし、英語でコミュニケーションできるかわからなくて、怖くて行けなかった!!

結局、フランスのコピー機の使い方わかんなくて、学校が始まってレクチャーあるまで待つことになりました。不安のある人は日本で印刷して持っていきましょう。

パスポートとビザのコピー

3はまあそのままですね。パスポートの先頭の写真のページと、フランス滞在許可証。つまり私の場合は学生ビザのページのコピーを送りました。一応カラーコピーしたやつです。

いざLa Poste(学校内)へ

滞在も3週間か4週間。無事にメトロも乗れるようになった私は、やっとLille Flandresに行けるように。これでパリに行けるぞ!というやる気とともに、重い腰をあげてLa Poste(フランスの郵便局)へ。

幸い、私の学校内にLa Posteが設置されており、英語での手続きが可能でした。

(余談:フランスって英語話してくれないって言いますよね。英語で話しても無視されるとか。でも、私Lilleに来てから「ごめんねフランス語喋れないの」って英語で話して、嫌な思いをしたことはないです。みんな「あら~~っ、私、ちょっとなら英語喋れるよ!!」って笑顔で手続きしてくれます。ごめんな…ありがたいな…。だからきっと普通のLa Posteでも大丈夫…Lilleいい街…)

Lettre Recomendéeで送る

ここでのポイントは、「Lettre Recomendée」を利用すること。これは、日本でいう追跡付き書留のようなもので、安心して重要書類を送れる方法としておすすめです。

封筒はその場で買えるので、送りたい書類だけ持ってれば多分大丈夫!

専用の封筒の代金も含めてで5.89ユーロと他に比べるとお高め。その代わり、補償付き&大切な書類の流通状況をざっくりと追跡することができます。日本みたいにいま〇〇県XX市だよ~とか具体的な場所まではわからないものの、とりあえず紛失してないというのがわかる安心感はある。

実際の追跡画面

月曜の夕方、その日の手紙の回収が終わったあとの学校で書留の手続きを完了。その日のうちに追跡ができるようになりました。次の火曜日にはLa Posteが手紙を回収し、木曜には在仏日本大使館に届けられたという通知が。何故か何度も…メールも5回来ています。

大使館からの連絡

木曜日の昼過ぎに受領通知がLa Posteから来たものの、大使館から来るらしい受領の連絡はその日のうちはなく。

すると、金曜日、授業中に電話が。番号を調べたら日本大使館でした。その時は電話に出ることができませんでした。しかし、幸いその数分後には大使館から受領した旨のメールが。

その中には、「受け取りました」「いつ受け取りに来てね」「手数料は9ユーロを現金で」といった内容が、日本語で記載されていました。ありがたいな。

発行にかかる時間

大使館のwebサイトにも記載されている通り、出生証明書の発行には、受領翌日を1日目として、5開館日が必要です。

メールの連絡に月曜日に受け取るようにと連絡が来たあたり、実際に大使館が書類を受け取ったのは木曜日というカウントのようです。

来週月曜日が日本の祝日でお休みなので、金曜日、そして来週の火曜日、水曜日、木曜日、金曜日。その後の受け取り。

差し出しから丸2週間といったところですね。案外かかったなあ。

というわけで、再来週の月曜日に出生証明書を受け取りに行く予定です。せっかくパリに行くんだし、香水などのショッピングも楽しんでこれればと思います。